2009年09月26日

先日見た映画(22)

カチンコ 先日バルト9『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡』を見てきました。

夏休みアニメ映画の中では、一番遅くに公開されたアニメ映画だと記憶しております。

というわけで、夏休みボケが未だに抜けきれていないので、夏休み邦画アニメ対決ということで、この映画と今年の夏休み大ヒット!映画『サマーウォーズ』を比べてみようかなと思います。
※ちなみに、バルト9では、『ホッタラケ・・・』より1ヶ月くらい先に公開された『サマーウォーズ』の方が上映回数が多いことからも人気の度合いが窺い知ることが出来ます・・・。

ネタバレありかもなので注意!zoo
(今回ストーリーは、省かせていただきます)

先に『サマーウォーズ』(細田守監督)にふれると、前作の『時をかける少女』が素晴らしくよく出来ていて、ほぼ単館興行だったのが口コミでも評判が広がり、公開から40週という大ヒットロングランを記録しただけに、3年ぶりの新作ということで、弥が上にも期待値が上がっている中でのこの映画。正直その答え(応え)はファンならずとも“満足”の出来ではないかと思います。

この映画は、家族&親戚との絆を再確認させられる内容になっていて、今では疎われがちなった家族付合いや親戚付合いですが、いざ世界が危機的状況になった際に、思いのほか団結力を見せるといいましょうか、結局本当にピンチになったときに頼れるのは、家族や親類かも…という現代社会に内在する深いテーマを、さらにバーチャル世界と絡めてアクション映画として見せるという、予想不可能で斬新かつ革新的な映画に仕上がっています。
※この発想の原点は、監督の実体験からきているみたいですが…。

まあ、このテーマは、あらゆる年代の層にもささるテーマだとは思いますが、バーチャル空間の話に関しては、なかなか高齢層には理解しづらい面もあるのではないかとは思います…。

かなり満足度の高い映画ではありますが、欲を言えば終盤の展開がが長いかな・・・。確かにキャラを立たせる意味でもストーリーを盛り上げる意味でも必要な場面だとは思いますが、若干飽きるかなという印象を受けました。

方や、『ホッタラケ・・・』(佐藤信介監督)ですが、これは埼玉県の入間市に伝わる民話から発想を得ているそうです。ストーリーに関しては、「なんでそうなって?そうなるの?」っていう理由づけみたいなものが全く描かれずにただ話だけどんどん進んでいく感じがして、子どもでも騙されんぞっていう印象があります・・・。

また、前にも言ったかもしれませんが、最近、映画で主要キャストに声優さんを使うケースが少ないですが、それの理由もなんとなくは分かるんですけど、あまりにも有名な役者さんを起用するとそのキャラに役者さんのイメージがちらついちゃって、なんか引き込まれない感じがしちゃうんですよね・・・。

でも、ボクが今回のこの映画を見ていてどうしても引っかかる点は、背景と主要キャラの画が微妙に馴染んでいない感じがする点にあるのではないかと思っています。

今回、アニメーション会社という垣根を越えて、いろんなアニメーターが呼びかけに応じて、この映画を作っているそうなんですが、多分その点にあるんじゃないかと思うのですが、主要なキャラがフルCGで描かれていながら、背景2Dだったり3Dだったりで住み分けが一貫していない印象で、2Dと3Dの混ぜ合わせが、思いのほか不快で酔いそうになります・・・。
※『サマーウォーズ』では、この辺の住み分けが見事で、現実世界は2Dで、バーチャルの世界が3D(CG)っていう構造になってます。

さらに3Dの方も確かにリアルなんだけど、ディズニーランドのミッキーぽいっていうか…、あれは被り物なんじゃないかって気さえするほど違和感が拭えなかったんです・・・。

この映画のHPで、ディズニーのピクサーアニメにはない日本発のフルCGの温かみがどうのこうのという説明を目にしたんですけど、ピクサーは毎回テーマを決めていて、今回は毛並みを徹底してリアルに描こうとか、物の重みを表現しようとかっていって、少しずつ積み上げて今にいたっているわけで、それを3年くらいで同じレベルのクオリティーを表現しようというのは無理があるだろうと思うし、ある意味この映画がピクサー初の作品『トイストーリー』だとするなら今後に期待しないでもないんだけど、やはりいきなり人間を主人公に話を展開するにはクオリティーが追いついて来ていない印象があります。

それは、たとえば細かいところですが、人間としての生理的な現象、瞬きをするとか、自然現象、髪がなびくとかっていう面でも垣間見えますし、この映画で物の重力なんて、ほとんど感じられないとつくりになっているんじゃないかと思います。

ここまで結構辛口でひどいことを書き連ねましたが、なんかのTV番組で、この映画の製作過程を紹介しているのを見て、主人公である遥のキャラもたくさんの(画の)オーディションの中から選ばれていて、あっ、おもしろそうだなって思っていたので、見た後の失望感が高くなってしまっての辛口コメントっていう面もあります・・・。

それでも、思い返すと気に入ってシーン(遥が子どもの頃のシーンなど)なんかもあったりするので、画的に心底ダメな映画だとは思ってません。
(ただストーリーに関しては、ダメだと思いますけどね…。)

さて、対決になっているのかよく分からなくしまいましたが、(改めていう必要もないんですが)勝敗はもちろん『サマーウォーズ』に軍配ってことで・・・。
※なんか今度、熊谷のワーナー・マイカルでやるみたいなので、『サマーウォーズ』を見てない人は、一度見てみても損は無いかなと思います。


でもしいていえば、ボクは細田監督の前作『時をかける少女』の方が好きなんですけどね・・・爆弾 zoo
posted by チチブドウ at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味
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